こんばんは、弟です。
今日の写真も御仏壇の屋根です。
一つの屋根のみに関しても、作業工程はとても多いです。
それぞれに別の技術と知恵が必要です。
今はだいたい中盤。
屋根の形が見えてきました。
木地を覚えるほど、新潟に木地師がいなくなった理由が解ります。
人を育てるにも、木地は他の四職より群を抜いて時間がかかります。
それに中国の工場で量産した方がよっぽど楽だからです。
しかし一方それは悲しいことです。
新潟は元々職人の町。
職種を問わず、冬の時期でも室内での地道な作業には長けていました。
団塊の世代から飛び越して、私の世代までの中間層がとても少ないです。
世間では当然の流れだとしても、私には危機です。
更にどこに行っても後継ぎがいないと聞きます。
当然の結果と言えばそれまでですが。
長い時間をかけて知恵を出した技術を、安易に国外に流して良いものでしょうか。
経済のみを重視するにしても、その手法の果てに希望はあるのでしょうか。
このような状況の中、小さな私に出来ることは何なのか。
暗中模索の一年がまた始まっています。
阿部仏壇製作所 http://www.ab.auone-net.jp/~abe-bu/index.htm




こんばんは、弟です。
今日やっと雪から雨に変わりましたね。
このままカチカチになった地面の雪を溶かしてくれればよいのですが。
とにかく路面のデコボコが危なっかしくてなりません。
さて、今日の写真は『五本立て』と『屋根の途中』の木地です。
寒いのでこういった細々した物のほうが作りやすいです。
大きな材料を裁く仕事は白い息を吐きながらになるので、寒がりの私にはこの時期少々度胸がいります。
日記の頻度は少なくなりましたが、相も変わらず色々と作っております。
阿部仏壇製作所 http://www.ab.auone-net.jp/~abe-bu/index.htm

塗り物なのでこれから塗り場に行くわけです。
組みなのでとても頑丈です。

屋根も同時に10本作っています。
同じように見える30代用の屋根でも、4種類あります。
こんばんは、弟です。
昨日から新潟は大変な天気になっていますね。
今日は更に降りました。
典型的な積もる雪です。
スキー場ではパウダースノーは好まれますが、町で降ると苦労しますね。
朝から立ち往生です。
喜んでいるのは子供達と犬ですね。
きっといい思い出になることでしょう。
さて、更新が滞っていますが毎日働いております。
雪や木地をいくつか撮影したのでアップします。
新潟ならではの苦労を乗り越えて、暖かい春を待ちましょう。
阿部仏壇製作所 http://www.ab.auone-net.jp/~abe-bu/index.htm

大きなつららを久しぶりに見ました。

会社裏の路地は雪モッサリ。

五本立ての燭台を作っています。

屋根の部品をたくさん作りました。