30代の御仏壇の蒔絵(板戸)
こんばんは、ゆうこです。
最近は涼しくなり、季節の移り変わりを感じますね。
美味しい新米や新ジャガ、サンマや栗やお酒、個人的に色々楽しみな季節です。
さてこの度、30代御仏壇の扉(板戸)の蒔絵が製作完了致しましたので、
作業風景をUP致します。
阿部仏壇製作所 http://www.ab.auone-net.jp/~abe-bu/index.htm
KOUGI 木の手作り雑貨 http://kougi.cart.fc2.com/
絵に立体感を出し、その上に金箔を貼る蒔絵の技法です。
胡粉という貝の粉にノリを混ぜ、それを温めたものを使用します。
固すぎず、柔らかすぎずの胡粉の状態がベストなのですが、その感覚は難しいです。
軽く下書きをしてから描きます。
今回は天女様と蓮を描きました。
描くやいなや、胡粉が冷めて固まってしまいます。
そうなる前に板を手で叩いて、胡粉を平らにしていきます。
ポイントは、胡粉の固さの状態をいかにベストにできるか、ということと、
胡粉が固まる前に、迅速に描けるか、ということに尽きます。
日を置き、胡粉が乾いたら次は漆を塗ってコーティングします。
漆が完全に乾いたら、金箔を貼って終了です。
御仏壇で蒔絵を描く場所は数カ所ありますので、次回にまたご紹介致します。