御仏壇、完成しました
こんにちは、ゆうこです。
30代の御仏壇が完成しましたので、写真をUP致します。
今の世代では貴重な国産の御仏壇です。
木地、塗り、金箔、蒔絵、金具、が国産とは贅沢ですが、100年経っても使える御仏壇です。
阿部仏壇製作所 http://www.ab.auone-net.jp/~abe-bu/index.htm
KOUGI 木の手作り雑貨 http://kougi.cart.fc2.com/
さて蒔絵ですが、御仏壇の下段の引き出しには、蓮水を描きました。
平描きではなく、盛り漆で厚みを出します。
粉蒔きの様子です。弊社では、一号金という最も上等な金粉を使用しています。
家紋も描きます。
紋の黒い線の部分は、金を削るか黒漆を用いて表現します。
紋の裏面はスジ描きで蓮の花びらが散っている様子を描きました。
霊具には鶴と松を描きました。
蓮水同様に盛り漆で盛っていきます。
金粉や色粉を綿で蒔いている様子です。
どのタイミングで粉を蒔くかは、色によっても異なります。
松の葉は少しずつ緑の色を変えてみました。
蒔いた後に、葉の筋や鶴の羽根など細かいところを描いていきます。
筆先に神経を集中させます。
完成形です。こんな風になります。(フラッシュで松の幹の凹凸が飛んでしまいました。)
蓮はこのようになりました。
実際に御仏壇に入るとまた印象が変わります。
今回の御仏壇の全体の様子です。障子を閉めた状態です。
浄土真宗大谷派の御仏壇です。二重屋根となっております。