道具と一緒に年をとる
こんばんは、弟です。
今日の新潟は荒れ模様。
今もみぞれがパラつき、少し吹雪いています。
そんな中、午前中に御仏壇のお掃除に伺い、温かいお茶を頂きました。
外が寒いと、お茶がとても温かく感じてホッとします。
先代の父とのことや、イチゴの栽培のことなどお聞きしていたら、ついつい長話をしてしまいました。
そんな一コマも、私の仕事の良いところです。
今日の写真は、薄くなった砥石です。
毎日使う物なので、いつの間にか薄くなってしまうのですが、いつもギリギリまで使います。
ノミや鉋などに比べ、砥石は消耗品なので減りが早いのですが、完全に使い切るまでどうしても捨てることができません。
愛着とはまた違うのかもしれませんが、ノミや鉋の刃がいつまでも切れるのは、砥石が身をすり減らしたおかげです。
ですから、どことなく感情移入してしまうのかもしれません。
私達の使う道具は、手入れさえすれば、ほぼ一生モノです。
これからも、道具が喜ぶような技術で製品を作っていけるよう励みたいと思います。
阿部仏壇製作所 http://www.ab.auone-net.jp/~abe-bu/index.htm
ペラペラになるまで頑張ってくれてありがとう。