青春
こんばんは、弟です。
なんか最近、陽が長くなったと感じませんか?
少し得した気がします。
やはり陽が差しているほうが作業がしやすいのです。
蛍光灯の光は乱反射しているせいなのか、木の状態を目で確認しづらいのです。
しかし、今日も会社に出たり入ったりで、なかなか中の作業が進みませんでした。
ですので今日は作業が一段落するまで、帰らないことにします。
今年お寺の仕事が無事に終わったら、集中して修行に専念したいです。
会社の運営管理と職人としての修行。
あらためて、人が二足のわらじを履くのは並大抵のことではないと実感します。
当社のような小さな会社でも、この程度なのですから、他社の先輩方には頭が下がります。
伝統工芸が盛んな地域の若手の職人さんが、毎日修行に専念している映像を時々TVで見たりすると、とても羨ましくなります。
そうそう、今日は私の母校である長岡造形大学のHPにある『卒業生へのリンク』に、当社のサイトを貼っていただきました。
また、当社のHPのリンクページにも貼らせて頂きました。
というわけで(?)、今日は『青春』という詩を載せたいと思います。
この詩は、作者が70代の頃に書いたというのが良いです。(私的に…)
当社のHPの訪問者は決して多くはないですが、この日記と合わせて見てもらい、その中でお一人でも「デザインやものづくりの精神が、あらゆる分野においてどれほど重要なものか」ということに関心をもっていただけたら、嬉しく思います。
それでは、また明日お会いしましょう(^^)ノ
阿部仏壇製作所 http://www.ab.auone-net.jp/~abe-bu/index.htm
『青春』 サミエル・ウルマン(Samuel Ullmann)
青春とは人生のある期間を言うのではなく、心の様相(ようそう)を言うのだ。
優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯懦(きょうだ)を却ける勇猛心、安易を振り捨てる冒険心、
こう言う様相を青春と言うのだ。
年を重ねただけで人は老いない。理想を失うときに初めて老いが来る。歳月は皮膚のしわを増すが、情熱を失う時に精神はしぼむ。
苦悶や狐疑(こぎ)や、不安、恐怖、失望、こう言うものこそ恰(あたか)も長年月の如く人を老いさせ、精気ある魂をも芥(あくた)に帰せしめてしまう。
年は七十であろうと十六であろうと、その胸中に抱き得るものは何か。
曰く、驚異への愛慕心、空にきらめく星辰、その輝きにも似たる事物や思想に対する欽仰、事に処する剛毅な挑戦、小児の如く求めて止まぬ探求心、人生への歓喜と興味。
人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる、
人は自信と共に若く 恐怖と共に老ゆる、
希望ある限り若く 失望と共に老い朽ちる。
大地より、神より、人より、美と喜悦、勇気と壮大、そして偉力の霊感を受ける限り、人の若さは失われない。 これらの霊感が絶え、悲嘆の白雪が人の心の奥までも蔽いつくし、皮肉の厚氷(あつごおり)がこれを堅くとざすに至れば、この時にこそ人は全く老いて、神の憐れみを乞うる他はなくなる。