絵師。
こんばんは、弟です。
今日の新潟は、肌寒いものの陽が差して心地よい一日でした。
いつものように寺院に向かい、作業をしていました。
すると、ちょうど絵師の高橋茂雄さんが、余間一面にあしらう蓮の絵付けをしていました。
いつものように色々と質問する私に優しく答えてくださり、大変勉強になりました。
専門は日本画だそうで、とても繊細な蓮を描いていました。
同じ場所だけで40回以上重ね塗りしていくのだそうです。
この技法はとても根気とセンスが必要ですが、良い作品を作るためにとても手間をかけて描いてらっしゃいました。
ご本人は「一生に一度あるかないかの仕事だから、特に良い作品を作りたい。」とおっしゃっていました。
本当にそうです。
こうした皆の気持ちが一つになって、寺院が出来上がります。
これまでは自分たちの仕事が通用するかとても不安でしたが、今は「早く完成かが見たい。」そう思います。
今日も何人か檀家の方が見に来てくださって、作品をとても褒めてくださいました。
毎日多くの方に褒めて頂いて、本当に嬉しいです。
早く全ての完成が見たいです。
阿部仏壇製作所 http://www.ab.auone-net.jp/~abe-bu/index.htm
重ねる度に、色が深まっていきます。
高橋さんは、日本画の先生もされているそうです。
貴重なお話しを聞けて良かった。