金具取り。
こんばんは、弟です。
昨日一つの節目が終わり、今日は何事もなかったかのように御仏壇のお仕事をしていました。
100代前開きのお洗濯です。
なんだか、この光景を見ているとホッとします。
仏壇職人の日常の光景です。
お洗濯の場合、ほとんどが塗り師の仕事になります。
木地師ができるのは最初の金具抜きやお湯洗いや木地の補修のみで、その後は塗っては研ぎを繰り返し、金箔を貼り金具を打ち完成に至るまで塗り師が作業します。
『お洗濯』と聞くと、本当に水で洗って終わりのように想像しがちですが、それは全体の作業の1割にも満たないです。
場合によっては格安でお湯洗いだけのお洗濯のご要望もありますが、仕上がりが良くないのと劣化を早める結果になるので、あえておすすめはしません。
というわけで、今日は金具外しの模様をアップします。
阿部仏壇製作所 http://www.ab.auone-net.jp/~abe-bu/index.htm
やはり塗り師の兄が、一番手慣れています。
師匠もせっせと金具を外します。