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ものづくり日和 【KOUGI made by 阿部仏壇製作所】

晴れの日雨の日。 カタチあるものないもの。 『日々ものづくり』の精神で綴る悠々日記。
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癒しの灯り。

こんばんは、弟です。

今日、機会があって新潟市中央区にある岡田蝋燭店さんに伺いました。
和蝋燭の職人さんと直接お話しするのは初めてだったので、とても緊張しましたが快くお話していただきました。
興味をもつと質問攻めにしてしまういう、また私の悪いクセが出てしまったのですが、その度に様々な製品や材料を見せていただき、詳しく説明をしていただきました。
特に養蜂場から直接送られてきた、ずっしりとした蜜蝋の原材料はとてもインパクトがありました。

職種は違えど同じ職人、しかも昔からある手で塗り重ねていく手法と、私がやっている御仏壇の木地の仕事はどちらも希少という共通点があり、そんな話にも花が咲きました。
近い境遇で地道にものづくりに励んでいる方がいるのは、とても心強いです。

下にリンクを貼りますので、是非ご覧になってください。
様々な場所で実演販売もされているようです。

長居した挙げ句、嬉しいことに何本か手作りの蝋燭をいだきました。
先ほど部屋で灯してみたので、写真をアップします。
撮影する時間がもったいないと思うほど、癒される明かりでした。

岡田蝋燭 http://www.okadarousoku.ecweb.jp

阿部仏壇製作所 http://www.ab.auone-net.jp/~abe-bu/index.htm

090716_rousoku1
左が蜜ろうそく。 右が櫨(はぜ)ろうそくです。
蜜ロウソクは甘く余韻の残る芳香が印象的です。
櫨ロウソクは昔から使われている原料だそうで、天地人などの撮影にもこのロウソクが使われることがあるそうです。
何度も手で塗り重ねるため、バウムクーヘンのような層になっているのがおわかりいただけますでしょうか。

090716_rousoku2
蜜ロウソクに明かりを灯しました。
見慣れている石油系のロウソクとの大きな違いは、光量の強さだと感じました。
ただ不思議と眩しくはなく、ぼんやりと遠くまで届くような灯りです。

090716_rousoku3
同じ条件で石油系のロウソクを撮影しました。
芯が細いからなのでしょうか、白く小さい灯りという印象です。
詳しいことはわかりませんが、電気がなかった時代に昔の人が和ロウソクで生活していたのが少しわかった気がします。
岡田さんのような製法で作ったロウソクなら、たしかに文字を読んだりできます。
癒し効果もさることながら、実用的に停電時の必需品でもありますね。

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