50代三方開きのお洗濯。
こんばんは、弟です。
今日の新潟はいくらか涼しかったですね。
午後から一人で50代三方開きのお洗濯をしていたのですが、先日の200代前開きの時とは違い快適に作業ができました。
新潟では御仏壇を代々引き継いでお洗濯をするのは一般的ですが、聞いた話によるとお洗濯という概念がない他県の地域も多いそうです。
確かに新しい御仏壇に買い換える方が、簡単に済むことが多いです。
御仏壇の傷みが激しいと、新潟でもほとんどの御仏壇屋さんは新品を勧めます。
しかし、当社はもともと木地屋ですから、どんなに傷んでいても直せない御仏壇はありません。
古いものであれば尚更、新品の時よりも強固に美しく作り直すことができます。
ただ今市場に多くある、紫檀や黒檀に見せかけた木目調のプリントを貼った御仏壇は別物です。
あれらは末永く使うことを目的として作られてはいません。
日本中に数件、無垢の銘木を用いて作る職人さんがいるようですが、その方々のことを思うと悲しくなります。
本物と偽物の違いは、作る人間が見れば一目瞭然です。
正しく『木目調』と記す御仏壇屋さんもあるようですが、本物と偽ってお客様に説明をするお店も多いです。
事実私は様々なお客様の声を聞いてきました。
もちろん、その方のために真実はふせましたが。
御仏壇に限らず、皆様が手作りの木製品を購入する時は気を付けてください。
木地はどこで作られたのか、塗りはどこで仕上げられたのか聞くことは決して失礼ではありません。
そんなわけで、今日は熱くなってしまいすみませんでした。。
ではまた明日^^
阿部仏壇製作所 http://www.ab.auone-net.jp/~abe-bu/index.htm
洗い終わり今はバラバラですが、これから一つ一つ木地を直し、美しい三方にしてみせます。