端金(はたがね)の手入れ。
こんばんは、弟です。
今日は一日中、お洗濯で預かった50代三方開きの木地直しをしていました。
あまりに木地の造りが雑で苦戦を強いられています。
今回は三回目のお洗濯だそうですが、塗りに関しても以前の直しの形跡を見ると、だいぶ手抜きが見られます。
こうなれば徹底的に直さなければと、火がついてしまいました。
予算は変わらないので会社としては悪いクセなのかもしれませんが、頑張ります。
定時を過ぎて師匠が帰った後、端金という道具の直しをしていました。
長いこと手入れをしていなかったようで、動きが悪くなっていました。
原始的な道具は手入れさえすれば、半永久的に使えるものが多いです。
鉄の道具はたいてい油が大好きなので、たっぷり付けてヘラでしごいて汚れを取りました。
見違えるほど滑りが良くなりました、大満足。
私達の代に変わって、まだまだ直したい部分がたくさんあるので、これから少しずつ進めていこうと思います。
気付けば明日は金曜日、なんだか早く感じます。
ではでは、今日はそろそろあがらせていただきます^^
阿部仏壇製作所 http://www.ab.auone-net.jp/~abe-bu/index.htm
端金(はたがね)とは端と端を締め付ける道具です。
木地を組んだ部分を密着させるため等に使います。
油で拭いたらかなりの汚れが取れました。