大切な道具
こんばんは。弟です。
今日は私の大切な道具をご紹介します。
それは鉋(かんな)。
鉋は木地師にとっては最も大切な道具です。
そして最も素直な道具です。
手入れをして使った分だけ言うことを聞くし、かまってあげないとうまいこと引けません怜
この鉋は新潟県与板の碓井建吾さんという、日本一の腕をもつとも言われている鉋職人さんが作った『建明』というカンナです。
先代の父親が使っていた道具はもちろん使っていますが、私はこの鉋を相方だと思って使っています。
鉋は買えばそのまま使っていけるわけではありません。
刃の手入れ、台の手入れだけでもカナリの経験と技術が必要です。
もちろん職人としてヒヨッコの私には手に余る代物です。
私の木地の先生から碓井さんのことを知り、その職人魂に心打たれました。
まだ早いとは思っていたのですが、入社して間もない頃に手に入れてしまいました。一生モノです。
この鉋をにぎると気が引き締まります。
道具を作る人の気持ちが、道具を使う人間に伝わるのです。
すごいと思いませんか?
道具に見合う職人になるように、早くもっともっと腕を上げたいです。
…今日はそんなところで☆
さてさて、夕ご飯食べてきます玲
...弟より
阿部仏壇製作所 http://www.ab.auone-net.jp/~abe-bu/index.htm