大切な道具②
こんばんは、弟です。
兄より早めに仕事あがらせてもらいました。
今日は昨日に引き続き、大切な道具『鉋(カンナ)』を紹介いたします。
下の写真は私が普段使っているカンナ達です。
ほとんどが先代から使っているもので、左から『長台』→『平鉋(主に軟木仕上げ用)』→『平鉋(主に堅木仕上げ用)』→『平鉋(中粗)』→『平鉋(粗)』→『豆鉋』→『小鉋』→『両耳鉋』→『際鉋』です。
さっぱり分かりませんよね?(笑
しかしこのメインの鉋以外にも数十種類使いこなさねばなりません。
やはり、ものづくりは容易ではない...
写真を見て「道具が汚い…」と思う方もいるかもしれませんが、使い慣れた道具からこそ繊細な製品が作れるのです。
鉋(カンナ)とはおもしろいもので、使う人が変わると形やクセが全く変わってきます。
使うほど自分色に染まってゆくのです。
そんなところも道具の魅力。
だから職人の世界では、たとえ信頼している仲間でも、勝手に人の道具を使うことはタブーです。
その昔、当社に従業員がたくさんいた時代には、皆帰り際に鉋の刃を外して帰ったと聞きます。
そこまでしなくても…秊怜
御仏壇の木地師は、宮大工の次に修行期間が必要と言われていて、40代後半でもまだ中堅と言われるような気の遠くなる世界です。
果たして私はどこまで行けるのでしょうか。
わかりません蓮(笑
部屋に帰っても会社のことばかり考えています。
そして仕事をします。
仕事をすると落ち着きます。
…中毒ですよね聯嶺
お仕事されているみなさん、是非お体に気を付けて、睡眠はしっかりとるようにしましょう丹
あ、長々とすみません…
失礼しました玲
...弟より
阿部仏壇製作所 http://www.ab.auone-net.jp/~abe-bu/index.htm