仏壇のお洗濯、木地直し終了。
こんばんは、弟です。
私が雑貨に付きっきりの間、師匠が洗濯仏壇の木地を直してくれました。
今回は劣化が激しく、思いのほか手間がかかりました。
仏壇のお洗濯をすると、木地師の仕事の重要性がよく分かります。
木地をほとんど直さずに、表面だけをきれいにしている場合があまりにも多いからです。
今回もそうでした。
以前にお洗濯をした業者がろくに修正をしていなかったため、フタを開けたら中身はボロボロでした。
これでは一時きれいになっても長持ちしません。
腐食したり虫に食われたり、木が曲がってしまったり。
木地をキチンと直せばそんな心配は必要ありません。
あとは兄の番です。
下地を強固にし、一見分からない部分も長持ちするように仕上げます。
やるからには、当時の新品以上の美しさと耐久性が求められます。
自分は未熟者ではありますが、職人の重要性を一人でも多くの方にお伝えするためにこれからも活動を続けていこうと思います。
阿部仏壇製作所 http://www.ab.auone-net.jp/~abe-bu/index.htm
KOUGI 木の手作り雑貨 http://kougi.cart.fc2.com/
裏板と側板も亀裂が入りボロボロでした。
多くの箇所を作り直しました。
増し台も作り直し、木地がきれいに仕上がりました。
障子骨もスカスカだったので、新しく作り直しました。
やはり新品は美しいです。
師匠の削り華は整っていて、いつもきれいです。