毎度のこと、終わりがないわけです。
こんばんは、弟です。
毎日ものづくりのことを考えています。
その度に思うのですが、ものづくりに終わりがないということ。
しかし、終わりに近づけられる物もあります。
例えば仏壇。
これは宗派によって『本式』があり、如何に在家用に対して本山の意匠を再現できるかによって近づけることができます。
あくまで宮大工さんのマネなので、完璧というわけにはいきませんが、ゴール近づけることはできます。
そして他の装飾品など。
例えば芸術家のように花を描いたり何らかのイメージを形にし、ご自身の中にある理想のゴールを目指して造形する。
これにも終わりはありませんが、第三者には終わりが分かりません。
もしかしたら、作者本人が駄作と思っている物の方が『素敵』と思うお客様もいるかもしれません。
しかし、今私が製作している生活雑貨。
『KOUGI』という一貫したコンセプトの元に製作していますが、完全な理詰めです。
耐久性や、理由のある形状、全てにおいて品質上の根拠を必要としています。
原則として『木製品』という縛りはありますが、その中で本当の意味での『良質な道具』を追求しています。
高級品ではありません。
木の好きなお客様に『品質』に対しての金額をお支払い頂きたいと考えています。
我ながら自分の首を絞めているなぁと思いつつ、今はこのコンセプトに絞っています。
そもそも残念ながら、私には美術的な感性は皆無です。
今まで素晴らしい絵心を持った方をたくさん見てきました。
私は同じ土俵には立てません。
木の理屈。
道具としての価値、品質。
無駄のない造形。
作れど作れど終わりがありませんが、いつかその要素をもっと濃いものにし、より多くの方に受け入れて頂けることを信じて積み重ねます。
今日もつまらぬ独り言でした。
読んで頂きありがとうございました。
阿部仏壇製作所 http://www.ab.auone-net.jp/~abe-bu/index.htm
KOUGI 木の手作り雑貨 http://kougi.cart.fc2.com/
仕切りぺんたてのデザイン変更をしています。
MAC使いですが、最終的には原寸出しに優る製図はありません。
フォトフレーム、製作中。
仕切りぺんたて、製作中。