記憶に残る桐箱。
こんばんは、弟です。
今ほどマッサージ屋さんに予約したので、ブログを更新する手も軽快です。
首と肩がだいぶモヤモヤするので、更新したら帰り道で寄っていこうと思います。
嬉しい出来事がありました。
一昨日の話なのですが、当社にお菓子の入った箱とお手紙が届きました。
お送り主は先月、桐箱を作らせていただいたお客さまからでした。
そのお客さまは広島の方で、お電話にてご注文を頂きました。
桐箱を専門にやっている会社はたくさんあるのに、なぜわざわざ遠く新潟の当社まで連絡をいただいたのか、始めは疑問でした。
しかし、内容を聞いて納得しました。
ご家族のご遺骨を入れるための『桐箱』を作ってほしいとのこと。
つまり、仏壇を製造する会社に頼みたかった、ということと受け取りました。
詳細にご希望を教えてくださったので、言われた通りの仕様で製作しました。
そして完成品を広島に発送し、その後お礼のメールまで頂き。
これで終わったと思っていました。
しかし、一昨日になって今度はお菓子とお手紙が届くとは。
驚きました。
手紙の内容には感謝の言葉と、「冷たい陶器の中に家族の骨を入れずにすみました。」といったようなお言葉。
そうか、木の温もりが必要だたっのだと、知りました。
仕事としては、私は特別なことは何もしていません。
製作の仕事は広く、ただひたすら製作して物を流していく事も製作の仕事といえます。
しかし、当社のような小さな会社は作り手が直接お客さまと関わることができます。
物を作ることだけが「ものづくり」では無いことを、思い出させてもらいました。
双方の記憶に残る仕事をする。
それも大切な意義ですね。
もちろんそこには金額の大小は関係ありません。
といったエピソードでした。
長文、失礼します(^-^)
阿部仏壇製作所 http://www.ab.auone-net.jp/~abe-bu/index.htm
KOUGI 木の手作り雑貨 http://kougi.cart.fc2.com/
フタがしっかり閉まるようにということでしたので、このサイズの標準よりも板を厚くし、固く閉まるようにしました。
開きます。
このようになります。
送って頂いたたくさんのお菓子。
そして手描きの嬉しいお手紙。
感謝、感謝です。